この度、株式会社新来島サノヤス造船殿(大阪市)に舶用LNG(液化天然ガス)燃料タンク向けの、9%ニッケル鋼製の鏡板を納入しました。
9%ニッケル鋼種による鏡板製品の実用化案件としては 国内第1号 となります。
同鏡板は、株式会社新来島どっくが建造するLNG焚き自動車運搬船に搭載される1500立方メートル型LNG燃料タンク向けとなります。
今回のLNG燃料タンク向け9%ニッケル鋼については、同鋼種が新たな可能性を秘めるとの認識に立ち、独自で曲げ加工や溶接施工性を検証しました。
2021年には船級協会から9%ニッケル鋼の溶接施工の認証を取得しました。
船級協会による同鋼溶接技術認定者も社内で10人を突破しています。
今後は7%ニッケル鋼の溶接に関する認証取得、実用化を目指します。